■ ボランティア活動での植樹方法
広葉樹の植付けについて

1.植え付け地点の支柱(事前に設置されている場合)を一旦横にずらす。

2.60〜70p四方の落葉、雑草、その他のゴミを足元にかき寄せ、土を露出させる。石や瓦礫が多い場合は注意する。

3.その中心部に唐ぐわで、直径30p、深さ30〜40pの穴を掘り、腐植に富んだ黒い土はゴミを混ぜないように足元に寄せておき、埋め戻しの土とする。

4.苗木のポットを取る。また、根鉢の苗木の場合はなわとコモを取り除き、根を十分に広げる。

5.苗木を穴に入れ、ゴミを入れないように足元の土で穴の半分ほどを埋め戻す。次に山側の上部の土を掘りくずして、穴を完全に埋め戻す。この階段状のところに水がたまる。

6.苗木の足元を足で軽く踏み固める。この時、苗木が山側にやや傾いていてちょうど良い。(根曲がり防止)

7.支柱を土中深くさし、苗木の地上50p位のところをシュロ縄で結束する。

8.枯れ草など周囲の地表物を穴の上に覆い、土の乾燥を防ぐ。


■ ボランティア活動での枝打方法
1.技打ちの目的
〔主目的〕:材の付加価値を高める。
・無節材や節が小さくて少ない材、完満で細りの少ない材、年輪が細かく均一な材を生産する。
〔副次効果〕
・枝打ちの強弱によって林木の成長を調整し、立木の大きさのぱらつきの少ない林分を作る。
・林地に陽光を入れて、林床の下草がなくなるのを防ぎ、表土の流失を防止する。
・スギノアカネトラカミキリなどの病虫害を予防する。

2.道具
ボランテイアの枝打ちはノコギリを使用します。 この理由は、鉈での枝打ちは熟練者でないと、幹に傷をつけたり、 樹皮を剥がしたり、またケガをすることがあるからです。

3.留意点
・打ち過ぎによる生長の減退
・幹を傷付けることによる材の変色の発生

4.安全確保
・落石による怪我を防止するため、斜面では他人の上や下で作業をしない。 万一落石が発生したら大声で叫ぶ。
・枯れたススキの上は滑りやすいので、注意する。

5.枝打ちを行なう幹の太さ、高さ
ボランティアが行なう枝打ちは第1回目の枝打ち(泥枝落とし,裾払い)です。 打ち上げる高さは、幹の直径が5p(ジュース缶の太さ)の所までとします。 従って木が小さい場合は、5Opまでの高さになることもあり、 大きい木では1.5メートルを超えることもあるが、手の届く高さを限度とします。

6.枝の切り方
・出来る限り幹の表面と同じ面で切る
・枝の付け根が盛り上がっていて、幹の一部か枝なのか判断が難しい場合は盛り上がっている途中で切る方が無難。
・明らかに幹の一部と思われる場合は盛り上がりの直ぐ外側できる。
・枯枝は全て切り取ります。

7.蔓切り
・蔓がからんでいるときは、取り除く。

8.参考事項
・時期は樹幹に傷がつきにくい10〜3月に行なう。
・第2回目枝打ちは、10.5p正角無節材を生産する場合には、太さが7p(ビール瓶の太さ)になったら行なう。
・切り口は周囲の形成層(樹皮と材との間の細胞層)から癒合組織が生じ、切り口の上方から巻き込まれます。

参考:神奈川の林業 No.301


■ ボランティア活動での間伐方法
道具:間伐用のこぎり 人数分/技打ちのこぎり 人数分/ロ―プ 3グループに1本(多い方が良い)

1.グル−プ分け
各班の参加者をさらに、3人のグループに分けます。 この時に女性だけとか、未経験者だけのグループ等ができないようにします。

2.伐採木の確認
間伐する木には、予め印(テープが巻いてある)が付けられているので、他のグループとの距離を確認する。距離は木の高さの2倍以上取る。

3.倒す方向をを決める。
間伐作業での汗の量と能率がこれによって決まりますので、倒す方向は慎重に決めるようにしましょう。 方向は基本的には斜面と平行にとります。 ポイントは如何に引掛けずに、倒すかです。 枝に引掛かって地上まで倒れないと鋸で引く労力の何倍もの労力が必要になります。

4.受口作り
木を倒す側から1/4〜1/3まで水平に切目を入れ、30〜45度上方から切って受口を作る。

5.追口作り
受口の2〜3cm上を反対側から切り追いを作る。

6.ロープ掛け
もし追い口側に木の重心があれば、鋸がまってきますので、その時は、できるだけ上にロープを掛け、倒す方向の別の木を回して、切っている人と同じ方向から引く。

7.倒れる寸前での注意
木が傾き始めたら、声を出して合図する。 切っている人は鋸を外して、木が跳ねても危なくない所まで、身を避ける。 木を斜面の上方へ倒すときは、木が滑り落ちることも予想し、落ちるコ−スから離れる。 この時、一部切り残しがあれば、木の回転が無く、思った方向に倒れる。

8.他の木の枝に引っ掛かった時
倒れる途中で他の木の枝に引っ掛かったときは、ロ一プを出来るだけ上部に掛け、引いて倒す。 上部を引いて倒れないときは、元の方を引いて倒す。

9.玉切り
倒した木は3mに玉切りする。玉切りの時も切った木の落下に注意する。 切り終わりに近くなったら、斜面上部から切る。大きな枝は落としておく。 倒した木は土砂の留出を防ぐ為と木が落ちて行かないように木の株を利用して水平方向に置く。


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