■ 日射病・熱射病
基本手順 涼しい場所に移動 → 全身を冷やす → 水分の補給

  1. 木陰など涼しい場所に運び、上着を脱がせる
    • ベルトなどはゆるめる。
  2. 容体を調べる
    • 意識がなければ気道確保、呼吸がなければ人工呼吸、脈拍も停止していれば心臓マッサージを救急車の到着まで行う。
  3. 体を冷やす
    • 濡れたタオルやシーツで体をおおい、冷やす。体温が38度に下がるまで扇風機で風を送るか、雑誌や新聞紙などで風を送る。
    • 体温が低下し、意識も戻ったら、冷たい水を飲ませ、できれば乾いたシーツなどで体をおおい冷房の入った部屋に移す。

■ 虫に刺されたとき
基本手順 毒針を抜く → 洗浄 → 薬の塗布 → 冷湿布
  1. 毒針や毒毛を抜く
    • 直接毒針に触らず、毛抜きでできるだけ根元から抜く。セロファンテープを患部に貼ってはがすと、毒針や毒毛が抜ける。刺された周囲を圧迫したり、口で吸って毒を出す。吸い出した毒は飲まないこと。
  2. 水道の水で、患部を洗浄
    • 毒針を押し込む恐れがあるので強くこすらない。
  3. 患部に薬を塗って冷やす
    • あれば、抗ヒスタミン軟膏(かゆみ止め)を塗る。その後、氷嚢やぬれタオルなどで患部を冷やす。
◆アナフィラキシーショック(強度のアレルギー反応)について
ハチに刺された場合、ときにはアナフィラキシーショックを起こすことがあります。 刺されてから、数秒から数分のうちに現れる極めて重いショック反応です。 顔面蒼白、冷や汗、脈が弱くて速い、吐き気・嘔吐、意識障害などの症状が現れたら、 命に係わることもありますから、以下のような処置をとり、 一刻も早く救急車などで病院へ運びます。
1.足を高くしてショック体位をとる
  患者を仰向けに寝かせて、足を高くする(衣類や布団で足を15〜30cmぐらい高く)
2.容体の観察と必要な手当てをして救急車の到着を待つか、一刻も早く病院へ
  意識状態、呼吸、脈拍の観察。
→意識がなければ、気道の確保。
→呼吸がなければ、人工呼吸。
→脈拍がなければ、心臓マッサージ。

■ 動物・毒蛇に噛まれたとき
  • 動物に噛まれたとき
    • 浅い噛み傷の場合
      • 傷口を石鹸と水で5分ほどよく洗ったあと、消毒。ガーゼでおおって病院へ。
    • 皮膚の剥離、出血がある場合
      • 傷口を水道の水で十分に洗ったあと、消毒。出血していれば、ガーゼなどをあてた上から手で圧迫して止血した後、噛まれた手を心臓より高くして、ただちに病院へ。
  • 毒蛇に噛まれたとき
    1. 安静にして、心臓に近い部位に止血帯を軽く巻く
      • 全身に毒が回らないように、患者を安静に寝かせ、傷口より心臓に近い側に止血帯を軽く巻く。静脈が浮き出るくらいの強さが目安。
    2. 毒の吸い出しと傷口の洗浄
      • 噛まれたところに口を付けて、毒を吸い出す。ナイフやカミソリがあれば、傷口を開いて毒を血液と一緒に吸い取る。その後、できれば石鹸で傷口を洗浄。
    3. ただちに病院へ搬送
      • 一刻も早く病院へ運び、専門的治療を受ける。搬送中は、患部を冷やしていると毒の回りが遅い。
日本に生息する毒ヘビは、マムシ、ハブ、ヤマカガシなどが代表的です。毒ヘビかどうかは、頭の形(マムシとハブは頭が三角形)でもわかりますが、腫れと痛みが強く、体の中心に向かって腫れがひどくなっていく、吐き気・嘔吐、虚脱感、頭痛、下痢などの症状があれば、ただちに病院を受診します。わからないときもとにかく病院で手当てを受けるようにしてください。

(参考図書:「救急・応用手当ハンドブック」PHP研究所)


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